入会のすすめ

日本応用数理学会は,数理現象を研究する人(数学,科学),応用する人(工学,技術者),解析手法を開発する人(計算機科学,実験科学)らが集まった横断的な学会です.

情報網の発達によって他の分野の情報が容易に手に入る近来,「学際分野」と呼ばれる境界の学問が発展してきました.科学や技術の分野でも他分野との交流が盛んになり,お互いの分野に精通した Multidiscipline かつ Inter-discipline な人材が重要になってきました.このような時代の変化に際し「科学と技術の革新に貢献する数理」をめざして平成 2年 4月,日本応用数理学会が設立されました.

科学と技術の急速な発展の中で,多くのものが数学と他の分野との交流によって生まれました.たとえば,かつて数学理論の研究対象であった非線形偏微分方程式や確率過程などが,その解の性質が知られてくる中で,画像処理の有力な道具として利用されつつあります.また,計算機の性能が大幅に向上し,より精度の高い効率の良い手法が開発され,大規模計算による数値実験も現実的な問題に強力な武器を与えています.

また,新たなモデルをつくるとき,数学的な解析と数値計算による検証は必須のものになってきました.
解析による意味づけと,数値計算,その結果にもとづいた精密な解析,これらと実験との比較はモデルの更新の指針を与え,この三者の協調はモデルの確立のために重要なものです.

日本応用数理学会は,さまざまな分野の数理に携わる人たちとの交流の場となる分野横断的な学会・研究集会などを数々主催(共催)してきました.実際,科学と技術の進歩の中で,数理・数学の果たした役割には大きなものがあります.我々は今後さまざまな分野の橋渡しとして中心的な役割を担っていきたいと考えています.
 
「科学と技術の革新に貢献する21世紀の数理」をめざす日本応用数理学会にぜひ,ご入会ください.