第25回 AI・データ利活用研究会

日程: 2021年12月10日(金) 講演 18:10-19:10 質疑 19:10-20:10
関連性: 共催
会場: オンライン開催
概要: 1細胞の遺伝子発現データを用いた細胞分化の軌跡推定(早稲田大学講師 早水桃子先生)

本文:
応用数理学会会員の皆様へ
本研究会は、日本応用数理学会の協力のもとに、産業界で進行するAI・データの利活用、そのメカニズムを解明する理論研究の調査を進めることを目的として、不定期に開催するものです。広く学界、産業界、社会人に公開しています。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

講演者: 早水 桃子(早稲田大学講師)
題目: 1細胞の遺伝子発現データを用いた細胞分化の軌跡推定
概要:
細胞の分化とは,細胞が成熟して見た目や機能が変化するプロセスのことである.動物細胞の場合,細胞の分化は基本的に不可逆的な変化であるため,幹細胞が分化しうる軌跡の全体像は一つのツリーで表現できるはずだという信念が細胞生物学には古くからある.データから細胞分化の軌跡(ツリー構造)を解明する課題は細胞生物学における究極の目標の一つであるとともに,幹細胞医学・工学への応用上の観点でも重要である.約10年前に起きた実験計測上のブレークスルーにより,今日では1個1個の細胞の中で各遺伝子の発現量を網羅的に定量した「1細胞」レベルの遺伝子発現データが盛んに取得されるようになったが,このタイプのデータの利活用に関してはまだ多くの数理的な課題がある.本講演では,1細胞の遺伝子発現データを用いた細胞分化の軌跡推定の意義と難しさ,課題を解決するための数理的アイデア,開発したソフトウェアなどについて紹介する.

参加について:
Zoomウェビナーを用いたオンラインでの開催となります。
参加ご希望者は以下の
・Googleフォーム
https://forms.gle/12ttActwKbp4zoVH7
にご記入いただくか
・自動配信システムへの登録
http://www-mmds.sigmath.es.osaka-u.ac.jp/structure/activity/ai_data_index.php
をご検討ください。
自動配信システムへご登録いただいた方にはID・パスワードが発行され、今後の 同研究会開催情報及び数理・データ科学教育研究センター関連団体の情報を自動 配信いたします(詳細は上記のページをご確認下さい)。

問い合わせ先
野島 陽水
e-mail mmds-questions@sigmath.es.osaka-u.ac.jp

詳細 web
http://www-mmds.sigmath.es.osaka-u.ac.jp/structure/activity/ai_data.php?id=27