第7回 理論応用力学シンポジウム-力学のさらなる発展
日程: 2022年3月11日(金) 13:00ー17:00
関連性: 共催
会場: 日本学術会議講堂+オンラインのハイブリッド形式
概要: 古典力学研究の裾野を広げうる先端的研究に関する最新動向を俯瞰する公開シンポジウムです.
日本応用数理学会の皆様
日本学術会議理論応用力学分科会では 第7回理論応用力学シンポジウムを開催いたします.
趣旨: 古典力学は、機械工学におけるいわゆる4力学(機械力学・材料力学・流体力学・熱力学)のように、学問分野ごとに確立された基盤学問のように捉えられがちである。しかし、力学が対象とする問題の多様化にともない、様々な学問分野にまたがる未解決の力学の問題が顕在化してきている。これら諸課題に取り組むためには、既存の基盤学問領域の枠にとらわれない広範囲な学問分野との融合が必要である。このことを背景に、本シンポジウムでは、古典力学研究の裾野を広げうる先端的研究に関する最新動向を俯瞰すると同時に、古典力学を基盤とする研究者が異分野と協働して新たに開拓すべき次世代力学研究を展望・討論する。特に本年度は、力学におけるデジタルツインをキーワードに、力学に関する様々な分野で現在まさしく活躍している研究者の方々にご講演を頂く。また後半では、国際理論応用力学(IUTAM)シンポジウムの提案を検討している研究者により、提案内容に関する講演を行う。最後の総合討論では、今後の力学教育や研究についてパネルディスカッション形式で意見交換を行い、学生や若手研究者の参加により、力学のさらなる発展について皆で考えていくことを目指す。
参加は無料ですが事前の申し込みが必要です.
参加を希望される方は、3/8(水)12:00までに https://forms.gle/Pxmr1dXbovWZFHKQ8 より事前申込をお願いします。定員になり次第、事前申込みの受付は終了します。多数のご参加をいただきますよう,よろしくお願いいたします.
シンポジウムの概要
司会: 荒木稚子(日本学術会議連携会員、埼玉大学理工学研究科・教授)
13:00 開会の挨拶
前川宏一(日本学術会第三部会員、横浜国立大学大学院工学研究院・教授)
13:10 招待講演(1)「Big data & extreme-scale computing による解析能力の向上」
市村 強(東京大学地震研究所・教授)
13:40 招待講演(2)「炭素繊維複合材を用いた航空機主翼設計のデジタル化、( Digital transformation of aircraft wing design using carbon fiber composite materials )」
阿部圭晃(東北大学流体科学研究所・助教)
14:10-14:20 (休憩)
14:20 招待講演(3)「計測データと物理モデルの融合による全脳血液循環シミュレーションモデルの構築」
伊井仁志(東京都立大学システムデザイン研究科・准教授)
14:50 招待講演(4)「New era of cross-scale modeling for materials design」
澁田 靖(東京大学大学院工学系研究科・准教授)
15:20-15:30 (休憩)
15:30-16:20 IUTAM 提案講演
司会:山西 陽子(日本学術会議連携会員、九州大学大学院工学研究院・教授)
挨拶:堀 宗朗(日本学術会議連携会員、海洋研究開発機構(JAMSTEC)・部門長)
講演(5 件程度) 調整中
16:20-16:50 総合討論「今後の力学教育・研究について」
16:50 閉会の挨拶
高田保之(日本学術会議第三部会員、九州大学大学院工学研究院・教授)
17:00 閉会
問い合わせ先
氏名:高木 周
e-mail takagi@mech.t.u-tokyo.ac.jp